鶴島御前山
栃穴御前山
四方津御前山

484.1m
431m
460.9m

(山梨県上野原市)

2015. 1.25

 
直線上に配置

上野原駅→登山口→鶴島御前山→栃穴御前山→栃穴集落→吊り橋→
上野原西中学校→電波塔→四方津御前山→西御前→鉄階段→四方津駅
   コース地図
上野原にある五つの御前山のうち、三つの御前山を結んで歩いてみた。



  桂川橋から鶴島御前山(中央)と栃穴御前山(右)が並んで見える。  


  橋の先を右折し,道なりに進んで行くと墓地があり、水路をくぐってすぐ左に登山口がある。  







  いきなりの急登。 ロープが張られているところは良いが、ないところは滑り落ちないよう慎重に登る。 傾斜が緩やかになり、祠があったので山頂かと思ったがまだ先だった。  







  まずは一つ目の鶴島御前山に到着、二等三角点がある。 西に緩やかに下り、露岩から左に道が続いている。 岩場で足下に意識が集中していたので自然にこちらに下る。  





  ものすごい急坂を木につかまりながらやっと下ったところで地図を確認すると、なんと高柄山の方向に向かっているではないか。  


  仕方なく急坂を登り返す。 先程の露岩のところで左に曲がらず、前方のとがった岩の方向に直進する道がかすかについている。 この先を急降下する。  

  またも急な登りになる。 傾斜が急すぎて足では登れない。 木や岩をつかんで腕力で登る。 手を離したら一気に鞍部まで転げ落ちる。 トラロープのついている所もあるが体重を預けられるほど丈夫ではない。 崩れやすい岩に注意しながら、頑丈な木を確かめ体を引き上げる。 気が抜けない。  





  ようやく足で立てる様になるとまもなく栃穴御前山の頂上。 こんな急坂は経験したことがない。  


  山頂らしくなく、木に巻き付けたテープに消えかけた文字で山名が書かれているだけ。  







  下りも急。 途中、石の祠があった。 こんな急坂の山でも信仰の対象になっているのか。 ようやく道路に降り立ってほっとする。  







  道路を左へ進むと、これから登る四方津御前山が見えてきた。 電波塔が見える。 さらに進んで行くと山が遠ざかってしまうのでおかしいと思い、通りかかった車の人に尋ねてひきかえす。
下ってまもなく道路が左にカーブするところで、正面(道路の右側)の民家の駐車場の横にある細い踏み跡に入るのが正解。 ここは非常に分かりにくく、道があるようには見えない。
 







  湿った細い道をクネクネ曲がりながら進むと吊り橋が見えてきた。 幅が広く安定しているので怖くはないが足下の鉄板がさびているので崩れないか心配になる。  







  民家のあるところにたどり着き、ほっとしたらお腹が空いてきた。時計を見たら12時を回っている。 道路脇で昼食をとっていたら近所の方が、じゃがいもの味噌煮を作って持ってきてくれた。 これがとてもうまい。 食後なので食べきれないと思っていたが完食してしまった。  





  国道を横断し上野原西中学校の方向へ進む。 鶴島・栃穴・両御前山が重なって見える。  


  中学校の門の前の電話ボックスのある広場の奥に踏み跡がある。  







  山腹を登って行くと尾根に出る。 2mを越える笹藪を通過すると岩場に出る。 左右が切れ落ちている。 上り坂なので四つんばいになって通過。 滑らないので助かる。  







  連続する岩場。 転落すると大怪我をする。雨や積雪のある時はやめた方が良い。  







  この岩は左右に巻き道がついているが狭く、足下が崩れそうで怖い。 一歩一歩慎重に通過する。 バランスのよい人は岩を登ってもよい。     次の大きな壁の様な三角形の岩は左の巻き道を行く。  







  最後に水平な岩を通過すると山頂の一角に飛び出す。  






  下から見えた電波塔を回り込んで少し下り、さらに進むと四方津御前山の山頂。 変な形のコンクリート杭がある。 何も書いてないが電波塔の方向を指示しているようだ。  







  展望はないので広い山頂の真ん中にある三等三角点を確認し、先へ進む。 右から左へと回り込むように下って行くこの道は電波塔の巡視路で、南に大きくカーブするところで先程と同じ杭があった。 ここの笹藪をかき分けて西御前へと進む。  







  踏み跡をたどり岩場を登ったところが西御前の頂上。 ここは展望がよい。  







  眼下にはコモアしおつの整然と並ぶ住宅街が見える。 富士山が頭だけ出していた。
ここから西に踏み跡があったので下りてみたが岩場を過ぎると道がなくなり、すごい急斜面になっていた。 これを下るのは危険と思い元の道を戻る。
 







  分岐からの下りはよく整備された道。 鉄梯子を下ると道路に出る。 
あとは住宅街を西に進めば駅に続くエレベーターに着きます。
 




公園

エレベーター駅

  西御前から西に下る道はどうなっているのか見に行きました。 西御前の真西にある公園のトーテムポールの後ろの尾根に踏み跡がある、かなり急だ。 途中で踏み跡は消えるようだが、かまわずよじ登って行くと西御前に到達するようだ。 ここから登る人もいるようだが下りでは使わないほうがよい。  







  いつも中央線から見ていた斜行エレベーター。 一度乗ってみたかったので興味深々。 中は普通のエレベーターと変わらない大きさだが仕掛けはケーブルカーだ。 2台のエレベーターとその間に階段と一部エスカレーターがある。 エレベーターは5時〜25時の間運転している。 経費は住民が負担しているので我々部外者はマナーを守って乗せていただこう。  

コース地図


   

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