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駐車場→天下茶屋→八丁峠分岐→御坂山→御坂峠→黒岳→御坂峠→トンネル入口→駐車場
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御坂トンネルの所には駐車場所はない。 2km先に駐車場が2ヶ所ある。天下茶屋まで行きたいところだが、帰りのことを考えてここに車を止める。
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天下茶屋からは富士山が真っ正面。
今日は暖かく、残念ながら少し かすんでいた。
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太宰治は御坂峠からの富士は好まなかったようだ。 「ここから見た富士はむかしから富士三景の一つにかぞえられているのだそうであるが
私は、あまり好かなかった」 「あまりに おあつらえむきの富士である」 「まるで
風呂屋のペンキ画だ」 「どうにも註文どほりの景色で 私は恥ずかしくてならなかった」
(以上「富嶽百景」より) と、酷評している。 しかし同じ作中、バスの中で、富士には見向きもせず 「おや、月見草」 と指さす老婆と隣り合わせ 「三七七八米の富士の山と、立派に相対峙し、みぢんもゆるがず、なんと言ふのか、金剛力草とでも言ひたいくらゐ、けなげにすつくと立つてゐたあの月見草は、よかつた。富士には、月見草がよく似合ふ。」 と書いている。 |
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「富士には月見草がよく似合ふ」と刻まれた碑。
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自然林の冬枯れの風景は風情がある。
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やせた岩場を登って御坂山に到着。展望はないが雰囲気の良い山頂。今年は暖冬で雪が溶けてしまって全くない。
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少し下ると鉄塔に出る。ここからは河口湖も見える。
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振り向くと甲斐駒、北岳、金峰山が見える。コース中、ここが一番の展望地。しかし電線が少々邪魔だ。
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茶屋跡のある御坂峠。この後方にトイレがあるが、茶屋が廃業して管理していないためか、戸が壊れてなくなっている。
ここから途中のピークまでは緩やかだが、山頂が近づくと岩場の急登と なり、凍結していて滑りやすい。
空模様が段々怪しくなってきた。
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黒岳頂上。立派な一等三角点がある。
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200m先に行くと展望地。空が黒い雲に覆われてしまい富士山は全く見えず。
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下りは凍結した岩場を慎重に下る。ここで転んだら泥だらけになってしまう。
御坂峠まで引き返し、ジグザグの道を下る。 あまりにも単調なので「まっすぐ下れれば早いのに」など愚痴が出る。
御坂トンネルにたどり着き、舗装道路を、まだかまだかと思いながら30分登って駐車場にたどり着いた。これが一番きつかった。
昨年は50cm以上の積雪があったとのことなので、今度来るときは雪を踏んで歩きたいな〜と願いながら帰途につく。 |
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翌年の同じ時期にもう一度、マイクロバスで御坂山を訪れた。 前日まで雪が降っていたので一面の雪景色。
天下茶屋→八丁峠分岐→御坂山→御坂峠→御坂峠→トンネル入口
2010. 2.14
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高速道路からは真っ白な御坂山塊の上に
富士山が頭を出しているのが見えた。 |
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天下茶屋への道は一面の雪。 凍結しては
いないのでスタッドレスタイヤで快適に進む。 |
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山道も一面に樹氷に覆われてきれい。
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晴れていればもっと きれいなのだが。
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御坂山頂。
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鉄塔も氷柱が下がっていた。
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昨年はここから富士山が見えたのだが。
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御坂峠も真っ白。
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木の芽は氷にすっぽり包まれてしまっている。 春が待ち遠しそう。
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枯れ草に氷の花が咲いた。
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一瞬、青空が出た。 一段と綺麗。
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