白倉山


1460.0m


(栃木県上三依)


2010. 4.25

直線上に配置

上三依塩原駅→登山口→981m峰→1185m峰→白倉山→東電巡視路→尾頭峠→尾頭トンネル→上三依塩原駅


三依には白倉山 (しらくらやま) が二つある。 ひとつは中三依の 1048mの山だが、今回は上三依の山に登った。





上三依の駅に降り立つと快晴の登山日和。 ザックを背負った人が数人いたので同じ山に行くのかと思ったが、水生植物園のミズバショウを見学に来た人達だった。 山は我々だけの貸し切りのようだ。
塩原方面に向かい、道路が大きくカーブするところが登山口。 指導標はない。







最初から急登が続く。 厚く積もった落ち葉の下が霜柱で滑りやすい。  
途中で熊の糞を発見、まだ新しい。 鈴をぶら下げ、笛を吹きながら歩く。 少人数ではこんなとき心細い。







981m峰を過ぎると、木の間から七ヶ岳や荒海山が見える。 立ち止まって、しばし休憩。
1185m峰を越えると笹原になり、踏み後がなくなる。 歩きやすいところを選んで進む。
次第に尾根が広くなり、分かりにくいが、とにかく上に向かう。







腰まである笹をかき分け、方向を定めて急坂を登る。 時折現れる残雪で立ち止まり、乱れた息を整える。 前方が明るくなってくると 突然山頂に飛びだす。 やっと急登から開放され、ホッとする。







山頂からは日光方面の眺めが良い。 女峰山と奥白根山。





目の前に日留賀岳が大きい。







反対側は尾瀬と会津駒ヶ岳だろうか。







当初は来た道を戻る予定だったが、あの急坂を下りたくないのでヤブを覚悟で先へ進むことにする。
やがて背丈ほどの笹が現れる。 全く道はない。 笹をなぎ倒し、踏みつけて、感を頼りに進む。 笹が低くなると尾根が広くなり、方向が分かりにくくなる。 時折現れる赤テープにホッとする。 鉄塔が見えてきたところで坂が急になり、立ち止まって下の方を見ると、切れ落ちていてこの先は下りられそうもない。
テープのあるところまで急坂を喘ぎながら登り返す。 しかし、テープはそちらを向いている ...?







もう一度下ってみると、先程の所から10m程下りた所に東電の巡視路を発見。 坂が急ですぐ下が見えなかったのだ。 とんでもない無駄をしてしまった。 鉄塔に出、尾頭トンネルから車道を辿って駅に戻る。

自宅に帰ったあと、同行者から、「首に笹ダニが食いついていた」 と連絡があった。 幸い私は無事だったが、ヤブに入るときは 完全防備で歩かなければいけない と反省...!







電車が来るまで時間があったので、水生植物園に立ち寄る。
入場料 500円を節約して外から金網越しに見学。 ミズバショウが満開だった。





これはなんという花?


珍しい黄色いミズバショウ。

歩いたコースの地図                       中三依の白倉山



   



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