品刕

639.0m

(埼玉県秩父市)

2016． 5．29

武州日野駅→小野原稲荷→４０号鉄塔→521m峰→８１号鉄塔→分岐→白久駅

　　　道探しの山、品刕（しなしゅう）に天宮尾根から取りついた。　　　　　　　　　コース地図

武州日野駅から歩きだすと、きれいな花 (ムシトリソウ) が咲いていた。日野鷺橋を渡る。

日野鷺橋からは武甲山が見える。橋を渡ってすぐ左に入る。林道に入ると通行止めになっていた。落石があるらしい。くぐって進む。石に当たったら自己責任です。

古びた橋があったが落ちそうで渡りたくない。よく見ると右に迂回路があったのでそちらを通る。山に取りつくと送電線の巡視路の案内が、やたらと出てきた。たくさんありすぎてどっちに行ったら良いかわからない。とりあえず左へ。

車道を横切って左に上がって行くと小野原稲荷神社。コンクリート作りのしっかりした建物。ここからどう行けば良いのか分かりにくい。

稲荷神社の左から、かすかにある上に登る踏み跡を辿る。反対方向に進むので心配になったがすぐに奥社があり、その先からＵターンして道がついている。

目標の４０号鉄塔が見えてくる。かなり古びた鉄塔だ。

上りが急になるとロープが現れる。一切標識がないのにロープが付いているのはなぜ？　しかし古いトラロープなのであまり頼れない。

ピークを越えて今度は急な下り。　そしてまた急登。

尾根が細くなり、埼玉県の標柱のあるピーク。これが521m峰かと思ったが違っていた。

尾根が広く踏み跡はない。上を目指して登る。ようやく521m峰。

木の間から、歩き始めた日野鷺橋が見える。こんなに登ったのだと実感！　ここから南西に下りそうになったが気がついて地図を確かめ、北西への尾根へ。あぶないあぶない。

８１号鉄塔。　こちらは新しくそして巨大だ。

少し先に祠があり、大天狗の石碑。ここから道は北に続いている。しかし西に向かわなければいけないはず。西へ少し下ってみたが急すぎて危険。戻って北へのコースをたどってみるとすぐにヘアピンカーブして大天狗の下に出ることができた。

斜面をトラバース。そしてロープのある急な上り。アップダウンが多く時間がかかる。道探しで時間を忘れていたが、白久駅からのコースと合流したところでお腹が空いてきた。昼食休憩しながら今後の行動を考える。

合流まで予想以上に時間がかかってしまったので山頂はあきらめて下山することにした。下って標柱。そして祠。この道は地図に記載されているので安心して下ったのだが．．。

鉄塔の手前の標柱の所に木が横たわっていた。何気なくまたいで進んだがこれが間違いの元だった。すぐに３５号鉄塔がある。

落ち葉が深くて靴が潜ってしまう急斜面を下って下界が見え始めたころ、あまりにも急で進めなくなった。いくら探しても下れそうもない。地図には破線がついているのだが．．。鉄塔まで登り返してよく見ると、さっきの横たわった木は「とおせんぼ」のための木だったようだ。標柱の所から西にもう一つの破線のコースを辿る。

テーブルの様な巨大な石が置かれている。いや、わざわざ置いた訳ではないだろう。自然とは不思議だ。このコースも荒れていて道はあるが枝が散乱していて人が通った様子はない。不安になる。

倒木のある荒れた道を下ると、ようやく人工物、橋が現れほっとする。

道路に出ると、ここにもお花畑。山には全く花がなかったので癒される。地元の人に「熊にも合わずによく下りてこられたね」と言われた。

蕎麦の花が満開。太陽光発電の横を通り、橋を渡って白久駅へ。電車が来るまで４５分待ち。店もなく、駅員さんと会話して時間をつぶして帰路に。次回は山頂を目指したい。

　　　　　　　　コース地図　　　　　　　　　　　　　　　　　白久駅から直登コース　

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