若穂太郎山


996.9m


(長野市)


2010.12.12

直線上に配置

天王寺口→春山分岐→城ノ峰→こしき岩→若穂太郎山→北尾根口→鍬形→山新田→天王寺口

長野市のホームページにあるガイドマップを見て、簡単な里山と思い、あまり調べずに出かけてしまったが実際は本格的な登山コースで、気軽に登れる山ではなかった。





踏切を渡り、すぐの十字路を越えたところの右側に登山口があるが、指導標が影になる為、見落としやすい。 となりに駐車場と墓地がある。  看板に「上級者コース」と書いてあるのが気になった。







登り始めてすぐに功霊殿に出る。 ここからは長野の街並が見渡せる。







四阿を過ぎ、春山口の分岐に出る。 指導標には距離が書いてあり分かりやすい。
ここまでは歩きやすい道だったのだが。







春山口から先は急な登りになる。 里山のつもりでいたので予想外のきつさ。 冷たい風にもかかわらす上着を脱いで頑張る。 時折、開けたところから高速道路が見える。







大きな岩に突き当たる。 左から巻いて行く道はロープが張ってあるが滑りやすく、かなりの緊張を強いられる。







岩の正面から取りついたほうが早い。 手がかりがあるので恐怖感はない。
しかし、どちらのコースも下りには使いたくない。 滑ったら大変なことになる。





岩 (田子峰) の上からの町並みと飯縄山。







春山城址、城ノ峰 (635m) は平坦地になっていてる。 春山城は井上氏により南北朝時代に築かれ、 川中島合戦では、上杉謙信は妙徳山麓に陣を張り、大峰城、葛山城に待機する味方の軍勢に向けて、春山城を中継の狼煙(のろし)台に使って作戦の指揮をとったといわれる。
若穂の山新田地区には謙信が陣を張ったという 「上杉謙信陣屋跡」 がある。







更に急坂を辿る。 雪解けで滑りやすく、ロープのないところでは転落しないよう注意がいる。
登り切ると、パッと開けて甑岩 (こしきいわ) に出る。







横の割れ目から登れるが高所恐怖症の人はやめた方がいいでしょう。
この先は緩やかになり、雪が残っている道を延々と辿る。







山頂に到着。 広くて気持ちのいい頂上。 北側の展望が良い。 いつまでも いたい所だ。







同じ道を戻るつもりだったが、急坂の下りは危険を伴うので山新田に下ることにする。
ところが、ここも ものすごい急坂でロープもなく踏み跡も薄くなる。 途中、指導標が出てきてホッとするがすぐにわからなくなる。 あまり歩かれていないようだ。
北尾根口という林道跡に出たので下山したと思い、左へ進んでみると どうも違う。 まだまだ山の中で、逆方向だった。







林道を辿り、ようやく下山。 ここから左方向に回り込み、高速道路を目印に歩き、天王寺口に戻った。

山頂からは登ってきた道を戻り、城ノ峰から蓮台寺に下るのが一番いいようだ。





雲の上に浮かぶ飯縄山。



   

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