千枚岳

2880.3m

(南アルプス)

2015. 7.28〜30

 
直線上に配置

静岡駅=畑薙ダム=椹島ロッジ(泊)→小石下→蕨段→千枚小屋(泊)→千枚岳






  静岡駅を出ると竹千代と家康の像が立っていた。 今年は徳川家康公が亡くなって四百年(四百回忌)となる記念の年とのこと。 家康公により駿府の町割りや安倍川の治水事業等が行われ、現在の市街地の原型が造られた縁で市を挙げて、徳川家康公顕彰四百年記念事業を展開しているそうです。  







  まずは 「しずてつジャストライン」 のバスに乗る。 てっきり小さいバスだと思っていたが大型バスなのでびっくり。 狭い山道を岩壁すれすれに曲がり、対向車が来るとバックしたりして3時間半、畑薙ダムに到着。
ここから特種東海フォレストのマイクロバスに乗り換え、でこぼこ道を、時折 「ガリガリッ」 と腹をこすったり、運転手さんがおりて金槌でタイヤをたたいて点検したりしながら1時間ちょっとで椹島(さわらじま)に到着。
 







  この日は付近を散策、椹島ロッジ(1123m)に一泊。 登山客ばかりなので朝食の時間が早いのがありがたい。 コインロッカーがあるので いらない荷物を預けて出発。   







  道端に咲くフシグロセンノウを見ながら林道に出る。  








ツキミソウの咲く道を進むと滝見橋が見えてくる。







  橋の手前が登山口。 岩壁のトラバース道は崩壊しているが桟道が作られているので危険はない。  










  滝の真中を通過。 橋は制限重量が書いてある。  







  長い吊り橋。 結構揺れる。 やがて山道になり、急坂を登る。 荷物の重さがこたえる。  







  暑さで汗が流れ落ちる。 鉄塔に出てホッと一息。  







  今度は急な下り。 林の中で風がないので蒸し暑い。  







  変化のある道を進むと林道に出て、しばし休憩。  







  鉄階段を上って再び山道をジグザグに登る。  






      道端にはカラフルなキノコがたくさんあった。







時折標識が出ていて目安になる。


ベンチのある 小石下三角点(1586.4m)。





再び林道に出る。 ここまで車でこられたら楽なのに...。


唯一の水場、清水平。 ここからまた急登。







  一面にわらびの生えている平坦地に出て一段上が蕨段三角点(2073.2m)。  







  見晴台に到着。 ようやく展望が得られる。 赤石岳が大きい。 頭が雲に隠れている。  





  遠くに赤い物が見えてきたので荷揚げケーブルだと思い、もう少しで千枚小屋に着くと思いきや、近づいてみると紅葉した木の葉だった。 がっかり。  


駒鳥池入口の標識があった。 ネットには 「あえて寄り道するほどでもない」 と書いてあったが1分もかからないので見に行く。




駒鳥池

クルマユリ
  駒鳥池は緑の草と林に囲まれ 神秘的だ。 このあたりには名前の由来に
なった駒鳥がいるそうだがなかなか姿は見せないらしい。
 




ゴゼンタチバナ


この辺から花が多く見られるようになる。 標高が高くなったので暑さも気にならなくなった。







  苦しい登りも花でいやされる。 トリカブトが現れたので千枚小屋は近いはずだ。  




ハクサンフウロ

シナノキンバイ







  千枚小屋(2600m)に到着、 きれいな小屋だ。  寝具は封筒式の寝袋と毛布。 暖かいので寝袋は敷布団として使った方が良い。   トイレはタンク式なので外にあるがとてもきれい、においもない。  




ミヤマシシウド

ホソバトリカブト
ガスで展望がきかないので花を楽しむ。  




マルバダケブキ

タカネグンナイフウロ
  奥には 「月光荘」 と 「百枚小屋」 が建っている。 宿泊者が多いときはこちらを使うのか?  







  小屋の周りは広大なお花畑。 鹿除けの網が設置されている。 しばし散歩を楽しむ。  




翌 朝



  少し雲があるがまずは良い天気。 朝日は左の方から昇る。 秋になると富士山の上から昇るそうだ。  




笊ヶ岳

日の出





ここから見ると富士山に猫のような耳がある。







  日の出を見たあといよいよ3000mに向かって出発。 朝の空気は気持ちがいい。  




ミネウスユキソウ


  お花畑の中を登る。 この上が頂上かと思ったのだが。




まだだった。

チシマギキョウ







  ようやく千枚岳に到着。標識と少し離れて三角点(2880.3m 奥の方)があった。
なお、標高は国土地理院の新版地図になって 50cm高くなっている。 
 





向かい側には赤石岳。


丸山と悪沢岳に縦走路が続いている。

悪沢岳へ続く

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