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国民宿舎→三方境→P3→往路を戻る→国民宿舎
国民宿舎駐車場に車を置き、許可をもらいに行くと 「ヒルがいるよ」 と言われた。「そうですか!」と軽い気持ちで答えたが...。
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林道の道端にはツリフネソウがたくさん咲いている。
ルンルン気分で歩いていたのも束の間。
山道に入るとジメジメした道になる。 |
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沢を何回も渡る。
増水したら通れないかも、などと思いながらふとヒルのことを思い出す。
休憩のとき、念の為ズボンをまくってみると 足にヒルが2匹吸いついていた。
あわてて払い落とす。
気づくのが早く、セーフ。
良く見ると足元にウヨウヨと、ヒルが首をもたげている。 |
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気分が滅入ってきて帰りたくなった。
蛇や巨大なミミズに悲鳴を上げる。
足に這い上がったヒルを何度も落としながら2時間弱、ようやく三方境に到着。
もう ヒルはいないだろうとザックを下ろして休憩。 |
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ところがすぐにヒルが這い上がってきた。
うっかりザックを背負ってしまうと首に食いつかれるところだった。 |
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いよいよピークへの登り。
P1、P2は いつのまにか過ぎ、難所のP3に取りつく。
滑りやすい足元に注意しながら登る。もう ヒルどころではない。 |
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P3に到着。やっと谷急山が見えた。狭い山頂だがヒルがいないのが幸せ。
予定よりだいぶ時間が かかり、12時を回ってしまったので昼食にする。 |
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遠くに荒船山を見ながら時間の計算をする。
順調に行けば暗くなる前に下山できるが
余裕がなさ過ぎるので ここで引き返す事にした。
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妙義に別れを告げ、下山。休憩も できずに歩き続け、駐車
場に到着。 ズボンをまくってみると 血を吸って丸々と太った
ヒルが食いついていた。痛みは全くないので気がつかな
かった。靴やザックの中まですべてチェックして国民宿舎へ。
国民宿舎では 玄関や風呂の脱衣所にまで ヒルが入り込んでいた。
後で調べたところ、ヒルは 70個もある歯で噛み付き、ヒル
ジンを出しながら吸血するという。ヒルジンには血液の凝結
阻止作用、痛みをなくすモルヒネ様作用があるとのこと。
家に帰ってからも しばらく 血が止まらず、痕が残ってしまったが
3週間くらいで 消えた。6人中、4人が被害にあった。
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ヒル情報 山ビル研究会
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